その壱
【 黄金のご本尊さまと須弥壇
】
奥州平泉に藤原氏が栄える以前から、みちのくの地は砂金が豊富に採れ、鳴子でも鬼首の岩入、
中山平の黄金成など「献上物の山芋に砂金が付いていた」川底が金色に輝いていた」など、
黄金伝説が残っています。
当山ご本尊も昔は金色に目映く輝いていたと思われますが、長らく素地が現れた状態となって
おりました。
これを平成18年の修復にて、古くからの恵まれた産金の地に因み、金箔での全面修復がなされ、
須弥壇共々再建されました。
金色堂の箔師のご子孫が箔押しを監修されました。