その弐【 黒漆の本堂 】







上代貴族工芸だった漆器は武士階級勃興に伴い、
各地に広がりました。
名高い鳴子漆器の伝統は江戸初期に遡ります。
鳴子に加え会津と川連が古くから漆器で知られていましたが、
明治以降は湯元沢口氏の技術貢献等により
鳴子漆器が栄えます。


漆は化学塗料では出せない独特の深みとツヤを放ちます。
築250年となる本堂の床下等全面補修と合わせ、
堂内も伝統の漆技術にて修復されました。
下地から30数行程を経て仕上げられたものです。







                     
 【 その参へ 】
                                        




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